「移動図書館車」が再注目されている理由って? 〜本を届ける以上のあたたかい力〜
「移動図書館車」が再注目されている理由って? 〜本を届ける以上のあたたかい力〜
私たちが大切にしている「移動図書館車」。
本が好き。人が好き。
そんな思いをのせて、今日も移動図書館車は走ります。
図書館に足を運ぶことが難しい地域に、本との出会いを届けてくれる「移動図書館車」が、改めてその大切さを見直されています。実は、子どもたちの読書習慣や学びを支えるだけでなく、高齢者の交流の場や、災害時の“心の支え”にもなっているのです。
たとえば千葉県我孫子市の「そよかぜ号」は、絵本や学習本など約6,000冊を積み、市内を巡回。学校図書室の補完としての役割も果たしています。コロナ禍で子どもたちの読書機会が減ったときも、「そよかぜ号」は変わらず本を届け続けました。
また、大分県で開発された「青空図書館」は、ソーラーパネルや蓄電池を搭載した移動図書館車。災害時には電源供給や物資運搬にも使え、地域の防災拠点にもなるという新しいかたちの図書館です。
移動図書館車は、お祭りや文化イベントに出張することも。大阪・堺市の調査では、利用者の7割が60代以上で、「知り合いに会えてうれしい」「おしゃべりできて楽しい」という声も多数。人と人が自然につながる、あたたかな居場所にもなっています。
そして、こうした活動は日本だけにとどまりません。私たちNPO法人SAPESI-JAPANは、日本で使われなくなった移動図書館車を南アフリカ共和国へ送り、現地の初等教育を支援する活動を続けています。日本の車が南アの子どもたちの夢を運ぶ一助になるなら、それほど嬉しいことはありません。
移動図書館車が巡回することは、子どもたちにとって本との出会いの場であり、先生にとっては教育力を伸ばすツールでもあります。
遠く離れた日本からでも、子どもたちの笑顔を支えることができるのです。本を届ける以上のあたたかさを持つ移動図書館車。その存在は、静かに、けれど力強く、地域や社会を支え続けています。
どうぞ、私たちの取り組みに触れてみてください。あなたの応援が、未来へのページをめくる力になります。
NPO法人SAPESI-Japan/南アフリカ初等教育支援の会は、南アフリカの子どもたちに読書の機会を提供し、将来の可能性を広げてもらいたく、活動継続のためのマンスリーサポーター(月々1,000円、クレジットカード決済)へのご参加を心より歓迎いたします!
「移動図書館車寄贈プロジェクト」は、皆さまからのご支援で成り立っています。皆さまからのご寄付は、主にSAPESI-Japan事務局の運営費、ボランティアの交通費、移動図書館車の輸送費として使用させて頂きます。
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