「算数セット活用プロジェクト」がJICA草の根協力支援事業に採択されました

「算数セット活用プロジェクト」がJICA草の根協力支援事業に採択されました

この度、私たちSAPESI-Japanの新規プロジェクトである「算数セットの活用により小学校の算数教育の向上を図る事業」が JICAの「草の根技術協力事業(草の根協力支援型)」に採択されました。

 

JICAのホームページはこちらからご覧ください。

 

南アフリカの初等教育においては、識字率の向上とともに、算数教育の向上が大きな課題となっています。算数教材の不足や教師の指導スキルの不足などが原因と言われています。南アフリカの公立小学校では予算が足りず、日本の子どもたちが当たり前のように使う道具で勉強することができません。

そこでSAPESIでは、日本の小学校で長年活用されている「算数セット」を現地に寄贈し、試行してきました。空き缶のフタを使って足し算を教えている教室も少なくない中、視覚的に数の概念を教えることができる算数セットは非常に好評です。

 

南アフリカ共和国の初等教育省大臣も、日本の算数セットに非常に高い関心を示されました。その様子はこちらをご覧ください

    

 

そして今回、JICAの草の根協力支援事業に採択され、このプロジェクトを本格的に始動する運びとなりました。主な事業内容は以下の通りです。

・算数セットを用いた指導法の策定

・算数セット使用法に関するワークショップの実施

・パイロット校における算数セットの導入

・フィードバックの集約と改良

日本の算数セットを南アフリカの実情やカリキュラムに合わせて改良し、教育効果の向上・定着を図ります。現在、SAPESI南アフリカ本部と各協力機関が連携し、実施に向けた準備を進めています。

 

SAPESIの理念でもある「読み・書き・そろばん」のそろばん(=算数力)向上のため、日本の算数セットが南アフリカの小学校でも活躍することを心待ちにしています。応援、宜しくお願いします!